ペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」、全国47都道府県への設置を達成!
プラスチック海洋汚染や石油資源枯渇の問題を受け、世界中で、ごみを出さないビジネスモデルである「サーキュラーエコノミー」実現への取り組みが進められています。
ペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」は、スーパーマーケットなどの小売店や商業施設などでペットボトルを回収し、再びボトルや容器に生まれ変わらせ循環利用する「サーキュラーエコノミー」へ向けた“リサイクルの入り口”として2017年に誕生しました。
投入された飲料用ペットボトルは、当社独自の「プレ裁断圧縮方式」で約1/3に減容し、輸送にかかるCO₂を67%※削減。2019年には、この減容物をリサイクル材として日本で初めて意匠登録しました。
また、ビンや缶、キャップ・ラベルが付いたままのボトルを自動判別する機能により、異物の混じらない質の高い資源を確保しています。
※ 1日300本回収、月間30日回収、月間30回輸送、リサイクル工場までの距離30㎞の条件にて寺岡精工 算定
さらに、店舗に応じた「ポイント連携」「クーポン発行」「寄付(ドネーション)」といったインセンティブ機能も搭載可能で、リサイクルへの参加意欲を高めます。
ユニバーサルデザインも「ボトルスカッシュ」の特徴のひとつです。だれもがリサイクルに参加できるよう、子どもや車いす利用者の目線の高さである約110~120cmに設計しています。現場従業者の作業負担軽減にも配慮し、回収袋の交換や持ち運びを簡単にしたり、回収機が満杯になる前に通知する機能を搭載するなど、働く人にもやさしい設計です。
「ボトルスカッシュ」で実現したリサイクル数値を確認することができる「リサイクル見える化モニター」を取り付けることも可能です。モニターには、ペットボトルの回収量や、回収によって削減されたCO₂排出削減量が掲示されるほか、「ボトルtoボトル(水平リサイクル)」によって化石由来原料の使用量削減が図られ、二酸化炭素排出量の削減につながるという呼び掛けを行います。「リサイクル見える化モニター」の設置により、リサイクル効果を「見える化」し、リサイクルへの参加を促します。