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トレーシーラー

株式会社Sフードプロセス

食品製造・加工

フードロス削減、脱プラ… 一歩先を見据えた食品スーパーの新たなる挑戦!

高知県を中心に29店舗を展開するスーパーマーケット「サンシャインチェーン」。
食の安全・安心を最優先し、食を通じて地域社会に貢献するとともに、お客様の期待に応える究極の「高質スーパー」を目指しています。株式会社Sフードプロセス様は、そんなサンシャイン様の精肉加工センターとして2019年に設立。TERAOKAの包装機・トレーシーラーを導入し、新しい包装形態に挑戦されています。

導入の狙い

プロセスセンター設立を機に、高い生産効率を持ち豊富な商品バリエーションに対応可能なトレーシーラーに着目。賞味期限が延びフードロス削減につながるガス置換包装 (MAP) のほか、脱プラスチック、ごみ分別などエコに関する課題も重視し、紙板スキンパックや紙トレーといった新しい包装形態を導入しました。

提供したソリューション

トレーシーラー

導入メリットと今後の展望

ガス置換包装 (MAP) は買い手と売り手の両者に大きなメリットがあります。「紙板の真空スキンパック」なら、通常、生肉で賞味期限が2~3日のところ、3週間程度は鮮度と美味しさが保てます。買い手のメリットとしては、例えば記念日用のステーキ肉が当日食べられなくても日をずらして食べられます。売り手側のメリットとしては、ロスが減らせますし、製造計画における作業改善にも繋がります。また、紙板や紙トレーは、近年問題視されているプラスチック製の海洋ゴミの削減につながるという点でも期待を寄せているそうです。

ただ、紙板スキンパックは欧米では一般的であるものの、日本では初めて。最先端の取り組みだからこそ、そのメリットをどうお客様に伝えていくかが現在の課題だといいます。

「肉本来の色は、あずき色のようなちょっと黒ずんだ色。それが空気に触れると酸素と化学反応を起こしてきれいな色になる。これをお客様に伝えるのが難しいですね。精肉に携わっている者なら、あずき色のものは鮮度がいい (時が止まっている状態) とわかりますが、一般消費者は酸素に触れてきれいに発色したものしか見たことがないですから」。

先陣を切っての挑戦には苦労もありますが、「売り場で新しいものを見つける嬉しさや、新しい技術のメリットをお客様に感じていただけるよう、今後も意欲的に取り組んでいきたい」と語ってくださいました。

     

お客様情報

社名: 株式会社Sフードプロセス
(株式会社サンシャインチェーン本部 精肉加工センター)
国: 日本・高知県
Web: https://sunshinechain.com/
 

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