業界初の「麺惣菜盛付工程統合ロボットシステム開発、現場導入」プロジェクトへ参画しました
当社は、経済産業省の補助事業である「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」において、「麺惣菜盛付工程統合ロボットシステム開発、現場導入プロジェクト」(以下、本プロジェクト)に参画しました。
麺惣菜の盛付工程におけるロボットフレンドリー※1な環境構築を目指す本プロジェクトでは、当社は小型ガス置換(MAP※2)トレーシーラー「CIGNO(チーニョ)」、自動値付機「HC-800」で包装・値付工程を担い、さらにベンダー企業を代表してライン全体のエンジニアリングを担いました。
3月18日 (火) には、経済産業省・農林水産省等が開催する「令和6年度 ロボフレ事業報告会」に参加。ユーザー企業より本プロジェクトの成果が発表されました。
当社では、ガス置換トップシール※3包装を行う小型トレーシーラー「CIGNO」、後続のラベル印字・貼付けを行う自動値付機「HC-800」を導入しました。ガス置換により消費期限を延長し、さらにトップシールは上面が平面で凹凸がなく、吸着パッドでハンドリングができるため、容器移載のロボフレ化を実現しました。
「CIGNO」は機長約1.6mとコンパクトな設計ながら、残存酸素1%以下の高精度なMAP包装ができ、商品の消費期限延長とそれに伴う生産・配送の効率化に貢献します。また、機械動作には電気制御を多く採用しており、コンプレッサーや真空ポンプなどの付帯設備が不要です。スペース面だけでなく初期投資を抑えるという点でも、中小の惣菜工場を含むあらゆる現場での導入を容易にします。