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AIの需要予測に基づき精度の高い発注を自動で行う「AI需要予測型自動発注システム」販売開始

AIの需要予測に基づき精度の高い発注を自動で行う
「AI需要予測型自動発注システム」販売開始
スーパーマーケットの煩雑な発注作業の削減で省力化・省人化、発注ミス防止に貢献

 

スーパーマーケットなど小売店の発注作業をAIを用いた需要予測により自動化する「AI需要予測型自動発注システム」を1月12日(水)より販売します。当社のPOS、店舗基幹システムと連携し、店舗を取り巻く環境要因からAIが需要予測を行い、適正な発注数を算出。人による発注作業の軽減と発注ミスによる欠品・在庫過多を防止します。

 

■ AIとPOSシステム連携による高精度な需要予測

食品スーパーなどの流通小売業界では、根強い人手不足をうけて、デジタルトランスフォーメーション(DX: Digital Transformation)を推進する動きが加速しています。AIやIoTの活用により、新しい店舗運営のありかたを構築することが成長戦略上も不可欠とされており、スーパーマーケットでは、特に煩雑で個人のノウハウに依存しがちな発注作業について、37.3%の企業で「自動発注システムの導入」を考えているという統計*もあります。(*2021年スーパーマーケット年次統計調査より)

TERAOKAの「AI需要予測型自動発注システム」は、天候、自店舗/近隣他店舗の販促イベント、過去の客数実績など店舗を取り巻く様々な環境要因から、独自開発のAIが予想来店客数を計算。従来は商品担当者のノウハウに頼って入力されていた日別の来店客数予測を自動で行います。そして計算された予想客数に加え、販売実績、商品支持率(PI値)、在庫数などから自動発注プログラムが適正な発注勧告数を算出します。

 

▲AI客数予測イメージ

 

本製品はTERAOKAのサーバー導入型本部/店舗システム「T@Web」のアプリケーションとして提供します。POSから基幹システムまでが統合された「T@Web」に「AI需要予測型自動発注システム」が搭載されオールインワンの運用となることで、店舗POSからの売上状況・在庫状況がタイムリーにデータ反映され、高精度の予測が可能になります。また運用を重ねるほどAIが運用結果を学習し、より店舗ごとの状況に沿った算出が可能となります。特に曜日や天候、イベントなどで販売数が変わりやすい商品群や、賞味期限が短く在庫リスクが高い日配品(牛乳・豆腐など)に最適です。

 

■ 適正発注と省力化・省人化を目指す

従来の発注方式では、商品担当者が経験や勘をもとに必要な発注数を考えるため、発注精度は作業者の経験や勘に依存していました。しかし人手不足や高齢化によりノウハウのある従業員が少なくなると、変動する販売実績に合わない画一的な発注をせざるを得ません。また人の手による作業は、誤発注や発注忘れによる欠品、二重発注による在庫過多など、ヒューマンエラーの危険が高く、欠品によるチャンスロスや過多となった在庫の値引き販売が起こりやすい状況となってしまいます。

「AI需要予測型自動発注システム」を使用し、店内商品の半数以上を人の手ではなく自動発注することで、発注の適正化に加え、作業時間削減・人件費抑制に非常に効果的です。導入シミュレーション上では、毎日650件の発注作業を商品部門別に6名で行っていたと仮定し、その70%を自動発注とした場合、1日あたり5.25時間の作業時間削減も可能と考えられます。
 ※自動発注の比率及びその効果はあくまで一例です。実際には売上動向や商品特性を考慮し、導入先ごとに算出します。

 

■ 食品ロス削減にも貢献

国連環境計画(UNEP)の報告*によると、2019年の世界全体の食料廃棄量は約9億3000万トン、そのうち13%が小売業から排出されていると推計されています。(*「Food Waste Index Report 2021」より) 「持続可能な開発目標(SDGs)」においても2030年までに「世界全体の一人当たりの食品廃棄物の半減」が掲げられ、消費者のエコ意識が高まるなか、AIの需要予測に基づき発注の精度を高め、仕入れ量を最適化する「AI需要予測型自動発注システム」は、小売店の食品ロス削減にも寄与するDX施策となります。

 

■ 製品概要
製品名 :「AI需要予測型自動発注システム」
発売日 : 2022年1月12日


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