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【速報】国際総合物流総合展2018 9/14最終日!

9/11(火)から4日間、東京ビッグサイトにて国際物流総合展が開催されています。現場の様子をお伝えします。
   

■ 気になる見どころ① ラインで見せる「Smart Qbing」

1つ目の注目製品は昨年リリースした自動採寸計量スケール「Smart Qbing」(以下SQ)。今回の展示会での見どころは「SQ」を“実際に使うライン”に組み込むこと。つまりライン全体を一つのソリューションとして提案しているところです。

具体的には「SQ」→「オートラベラー」→「仕分け機」というラインを作ります。それによって『採寸計量』→『送り状貼り付け』→『仕分け』という出荷の一連の流れをお見せしています。

「SQ」、「オートラベラー」、「仕分け機」のライン

~「SQ」の新たな試み~
 

今回「SQ」の新たな試みとして、荷物に送り状を自動貼りする「オートラベラー」、そして「仕分け機」との接続があります。「SQ」がデータを読み取り、連携する「オートラベラー」が送り状としてラベルを印字し、荷物に貼り付けます。その後、送り状情報のうち、お客さまで設定した条件に従い荷物を仕分けます。その条件としては方面別やキャリア(運送会社)別、重さ別などを想定しています。

この「オートラベラー」、「仕分け機」との連携により、人件費削減はもちろんのこと、荷物の重さによって最適な運送会社を選びたいというお客さまの要望にも対応可能になります。

「オートラベラー」が荷物に送り状ラベルを貼り付けている様子

「仕分け機」が荷物を仕分けている様子

ところで、荷物を「SQ」に流す前に行う作業として「商品登録」、「ピッキング」があります。この作業をサポートするのが、「SPKシリーズ」と「AIピッキングカート」。物流展にも出展しています。

~「SPKシリーズ」の役割ご存知ですか?~
 

「SPKシリーズ」は、商品マスターの登録に使用します。「SPKシリーズ」を使用することで『バーコード読み込み』、『商品の3辺サイズ』、『重さ』のデータが登録できます。ここで登録したマスターを基に、商品の最適な梱包箱サイズを算出します。これが倉庫スペースの有効活用と送料の削減につながります。通販業界が拡大し、運送料が上がっている昨今、物流コストの削減をサポートする製品です。

「SPKシリーズ」ゲートを動かすだけで、商品の3辺サイズと重さを計測します

~「AIピッキングカート」の電動アシスト機能が好評~
 

始業時カートを押し出す1, 2秒だけアシストし、軽い負担でカートを押し出せる電動アシスト機能がお客さまから好評とのこと。この機能のおかげで、満杯になると100kg以上にもなるカートも、簡単に押し出せます。

「AIピッキングカート」のハンドルには緑色のアシストボタンが付いています

■ 気になる見どころ② 「GP-7000α Verify」の印字検証機能

2つ目の注目製品は印字検証機能付ラベルプリンター「GP-7000α Verify」。

見どころは発行した全ラベルにおいて、印字欠けを防止できるところです。ラベルプリンターの中にはイメージセンサーが内蔵されています。ラベル印字後、このセンサーでラベルを判定。設定された判定基準を下回ると印字欠けとして、エラーを表示します。

正面から見た「GP-7000α Verify」

「GP-7000α Verify」のプリンターの中

イメージセンサーはサーマルヘッドと手もぎカッターの間にあります。印字された後すぐにラベルを判定できるのはこのためです。イメージセンサーをプリンターの内部に格納したことで、設置スペースも従来のプリンターと変わりません。

人の目視でラベルを確認すると、正確性に欠けてしまいます。このプリンターがあれば、お客さまも「もし出荷した商品に印字ミスのラベルが貼られていたら…」という不安を抱くことなく、安心して作業できそうですね。

センサー断面図

■ 国際物流総合展とは?

国際物流総合展は、今週9月11日(火)~14日(金)まで東京ビッグサイトにて開催しています。弊社ブースは、東4ホール「4-506」。
この展示会は、物流の先進情報が収集できる日本唯一・アジア最大級のものです。1994年以降、隔年で開催し、今回で13回目となります。詳細は下記リンクをご参照ください。

http://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/
 

■ お客さまの反応

「SQ」のラインの周りには絶えずお客さまが集まっていました。特にネット通販を展開しているお客さまからの反応が良いとのこと。初お披露目の「オートラベラー」の動きを真剣に見ている方も多く見受けられました。大きさがバラバラの荷物にラベルを貼り付けられる点、流れてくる荷物の動きを止めずにラベルを貼り付けられる点、荷物が毎回一定のところを通過しなくてもラベルを貼り付けられる点は、技術的にも珍しいのだとか。

ファッション用品の通販を行っているお客さまからは「宅配業者から急に荷物の情報がほしいと言われて困っている。今は手作業で荷物のサイズを測っている。バーコードの読み込みと合わせて3辺の長さと重さを一緒に測れるのはすごい」との声がありました。手作業でサイズ計測を行い、その情報をPCに手入力しているところも多いようです。自動採寸計量と合わせて、計測した荷物3辺の長さ、重さのデータをPCにそのまま流し込める点に興味を持つ方もいました。

今回初お披露目となった「GP-7000α Verify」については「今まで最初と最後のラベルだけをチェックしていたので、全数チェックできるようになればありがたい」という声も聞こえてきました。

4日間の展示会も9/14が最終日です。最終日は17時まで。ご都合のあう方は、ぜひご来場ください!

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