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今話題のスマホレジとは? スーパーマーケットでの導入が進む理由を解説

今話題のスマホレジとは?
スーパーマーケットでの導入が進む理由を解説

専用アプリをインストールすることで、スマホをPOSレジのように使える仕組みです。全国スーパーマーケット協会発行の『2025年版スーパーマーケット白書』によると、2024年のスマホレジを含むセルフバーコードスキャンの導入率は13.4%。日本でスマホレジが登場したのが2019年頃ですので、5年間で導入が着実に進んでいることがわかります。

スマホレジはスーパーマーケットが貸出用スマホを用意しているケースが多いですが、お客様のスマホに専用アプリをインストールすれば、それをスマホレジとして使うことができます。この場合、買い物メモの作成や購入履歴の保存など、便利な機能を搭載したアプリが多いようです。

先述の通り、スーパーマーケットのスマホレジ導入店は増加傾向にあります。スマホレジの導入が進む背景には 「タイパの良さ」が関係しています。

通常のPOSレジ運用では、商品を選び終えたらレジ待ち列に並び、順番がきたら買い物カゴ内の商品をPOSレジでスキャンして精算します。このとき、どうしても商品スキャンに時間がかかってしまいますし、レジ待ち列が長い場合は待ち時間も発生します。また、当然ながら袋詰めにも時間がかかります。

一方、スマホレジは商品を買い物カゴに入れるときに、スマホカメラでバーコードをスキャン。 買い物をしながら商品スキャンを済ませていきます。商品を選び終えたら精算のみをPOSレジなどで行います。買い物カートにマイバッグやマイバスケットなどをセットした場合は袋詰めも不要です。

このようにスマホレジはレジ待ち時間もなくスムーズに買い物ができるので、とてもタイパの良い仕組みです。そのため、お客様の利便性を考えて導入するスーパーマーケットが増えているのです。

スマホレジを導入するとお客様自身が買い物中に商品バーコードをスキャンするので、レジ業務の負担を大幅に軽減できます。そのため、店舗運営の効率化や人件費の削減、人手不足の緩和といった効果が期待できます。また、スタッフは接客や商品陳列などの業務に集中できます。

スマホレジ利用者がマイバスケットやマイバッグを活用すれば、精算後の袋詰めがなくなるためサッキングスペースの縮小も可能です。空いたスペースを活かして、新たな商品棚の配置や販促効果のあるサービスを導入するなどの副次的効果も期待できます。

このように、スマホレジは買い物客にとっても、スーパーマーケットにとっても、双方にメリットの多いサービスと言えます。

スマホレジは比較的新しい買い物方法なので、利用する際にハードルを感じる方もいるかもしれません。ここでは、スマホレジを使った買い物方法をご紹介します。そしてPOSレジメーカーだからこそお伝えできるシステム上の"仕組み"の部分もご説明します。

スマホレジの使い方の一例(買い物と精算の流れ)

  1. スマホを買い物カートにセット※1
  2. マイバッグやマイバスケットがあれば買い物カートにセット
  3. 商品バーコードをスキャンし、商品を買い物かごに投入※2
  4. スマホレジの[お買い物完了]ボタンをタップ
  5. スマホ画面に表示された2次元コードを精算用POSレジに読み込ませる
  6. 一般的なセルフレジ同様、支払い方法を選択して精算
  7. マイバッグやマイバスケットを利用していた場合は袋詰めせずに退店

※1…アプリをインストールしているご自分のスマホの利用も可能です。
※2…バーコードがない商品はスマホレジ側で商品選択したり、精算時に商品選択するなどの方法があります。

このようなシンプルな使い方で、初めてのお客様でもスムーズにスマホレジでの買い物ができます。スマホレジの使い方をよりわかりやすくご紹介した動画もぜひご覧ください。

スマホレジの仕組みの一例

スマホレジのシステムは、上位システムに接続して売価情報を参照しています。 そのため、売価のメンテナンスは上位システムだけで完了するので、運用の手間を増やさずスマホレジを導入できます。

また、スマホレジの売上情報は通常のPOSレジ売上同様にストアサーバーなどに送信されるので、売上管理の手間も増えません。

このように、簡単に導入できて運用の手間がない手軽さがスマホレジの導入が進む理由の1つと言えるでしょう。

スマホレジのメリットなどをお客様視点とスーパーマーケット視点でご紹介しました。しかし、どんなに便利なサービスでも使われないと意味がありません。スマホレジ「Shop&Go」を提供する寺岡精工が、Shop&Go利用者400名に独自アンケートを実施した『Shop&Goを利用する理由』の上位5つをご紹介します。

  1. レジに並ばなくていい
  2. 買い物がスマート
  3. 買い物中に購入金額がわかる
  4. 限定割引がある
  5. 袋詰めの手間がなくなる

このように、スマホレジ利用者には効率を重視する方が多いことがわかりました。また、自分のペースで買い物できることに良さを感じる、といった回答もありました。

TERAOKAのスマホレジ「Shop&Go(ショップアンドゴー)」は、ここまででご紹介したスマホレジの特徴をすべて兼ね備えた、店舗の省力化と顧客満足度の向上を両立するスマホレジソリューションです。

Shop&Goの特長

  • 簡単な操作感:直感的なインターフェースで、誰でも簡単に利用可能
  • スピーディーな精算:POSレジと連携し、スピーディーな精算を実現
  • スムーズな導入:TERAOKAのPOSシステムにアドオンするだけで導入可能

Shop&Go」を活用することで、店舗運営の効率化だけでなく、顧客に快適な買い物体験を提供できます。

TERAOKAはスマホレジだけでなくBOPIS(Buy Online, Pick Up In Store)に対応した、顧客が事前にオンラインで注文した商品を店舗でスムーズに受け取れる「Shop&Go PickUp(ショップアンドゴー ピックアップ)」も提供しています。

Shop&Go PickUpはリアル店舗とネットスーパーのイイトコどり!

買い物客は、買うものが決まっている日用品や調味料などをShop&Go PickUpで事前注文。鮮度や品質が気になる生鮮食品やお惣菜は店舗で選び、事前注文商品とまとめて精算。精算後に受取ロッカーから事前注文の商品をピックアップする仕組みです。

Shop&Go PickUpのメリット

買い物客にとっては、いつも買う定番商品は事前注文にすることで店舗での買い物を短時間で済ませられます。他にもネットスーパーと比較して送料がかからないなどのメリットが考えられます。

スーパーマーケットにとっても、他店との差別化で顧客満足度の向上や新規顧客の獲得などの効果が期待できます。しかも一般的なネットスーパーよりも導入ハードルが低いことも特徴としてあげられます。

スマホレジはお客様とスーパーマーケットの双方に多くのメリットをもたらす革新的な仕組みです。TERAOKAのスマホレジ「Shop&Go」やBOPISソリューション「Shop&Go PickUp」を活用すれば、店舗運営の効率化だけでなく、顧客の満足度向上にもつながります。スマホレジの導入をご検討の際は、多数のノウハウを持つTERAOKAまでお気軽にご相談ください。

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