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日本初※1!ペットボトル減容物をリサイクル材として意匠登録

廃プラスチック問題に対し、ペットボトルが適切に循環される社会の実現に貢献
減容されたペットボトルは「ゴミ」ではなく、価値ある「資源」

株式会社寺岡精工(本社:東京都大田区/代表取締役社長 山本宏輔)は、当社製ペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ※2」シリーズで減容されたペットボトルの意匠登録を特許庁に出願し、ペットボトル由来のリサイクル材として日本で初めて※1意匠登録されました(登録日:2019年1月11日)。

同機で圧縮・減容された使用済ペットボトルがゴミなどの廃棄物としてではなくリサイクル可能な有価物として登録が認められたことは特許庁では前例がないということです。

「ボトルスカッシュ」シリーズでは、当社独自のプレ裁断圧縮方式を開発し、採用したことにより、減容物が膨らみにくい状態に保つことが可能です。また、減容する際、ペットボトルの飲み口を潰さないことで、輸送中に飲み口部分が欠落してしまうリスクがなくなることから、飲み口から底部までが一体として繋がった状態で回収することも可能です。この2点により、減容物が質の高いリサイクル材として評価されました。

※1 当社調べによる
※2 「ボトルスカッシュ」は株式会社寺岡精工の商標または登録商標です

▼プレ裁断圧縮方式により減容したペットボトル ▼ペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」シリーズ

従来の減容方法では、使用済ペットボトルを潰した後、再びボトル内に空気が入りボトルが膨らんでしまうという課題がありました。当社では、製品の開発当初からこの点に着目し、切れ込みを入れることでボトルが復元しないプレ裁断圧縮方式を開発。この技術により減容物を輸送する際、物流効率が向上し、輸送に伴うCO2排出量が削減される効果も期待されます。

また、減容し回収されたペットボトルは、キロ単価でリサイクル業者に販売されます。つまり、ペットボトルの中で最も肉厚で重みのある飲み口部分が欠落することは、その分の資源価値を低下させてしまうため、飲み口部分が欠落しないように減容しています。さらに、飲み口部分を残すことは、ベール化・破砕工程といった回収後のリサイクル工程においても、資源として扱いやすくなるメリットもあります。

このように、質の高いリサイクル材としてペットボトルを回収することが、資源の適切な循環 (サーキュラーエコノミー)につながります。

現在、ペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」は、国内で約300機、スーパーやコンビニエンスストア等に導入され、設置地域において使用済ペットボトルの回収拠点として稼動しています。

寺岡精工は、昨今大きな話題となっている廃プラスチック問題に対し、ペットボトルが「ゴミ」ではなく価値ある「資源」として適切に循環される社会の実現に、独自技術で貢献していきます。

【登録意匠情報】

  • 意匠登録番号:第1623835号
  • 意匠に係る物品:ポリエチレンテレフタラートリサイクル材
  • 意匠出願日:平成28年11月28日
  • 登録日:平成31年1月11日
  • 意匠権者:東京都大田区久が原5丁目13番12号 株式会社寺岡精工

【ご参考】

▲サーキュラーエコノミー


▲「ボトルスカッシュ」のロゴマーク。未来を託す子どもたちにもリサイクル活動を促進したいという想いを込めた、楽しく親しみやすいキャラクター。コンセプトムービーはこちら

【ボトルスカッシュの製品ページはこちら】
https://www.teraokaseiko.com/jp/products/PRD00335/


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