日本の外食市場において、韓国料理は今や珍しい料理ジャンルではなくなっている。昨今ではプルコギ(すき焼き風)、ブデチゲ(寄せ鍋風)、スンドゥブ(豆腐スープ風)といった韓国大衆料理の専門店が街のあちらこちらで話題となっているし、大衆的な業態ではチヂミ(お好み焼き風)や冷麺などがグランドメニューとして定着している。
韓国料理が日本で親しみやすい存在となった要因には、いわゆる「韓流ブーム」が挙げられるだろう。さらに主要調味料である唐辛子の辛味成分「カプサイシン」の効果もある。よくいわれる「免疫を活性化し、発ガン抑制の作用が期待される」といった効果はさておき、唐辛子を使った料理を食べると体が熱くなり、細胞が活性化しているのを実感できる。
「この辛い味を世界的な商品として創り上げたい」というミッションのもとで店舗展開しているのが(株)ホーンチョ・ワンの「ぶるだっく」である。
「ぶるだっく」の主力商品は、店名どおりのもので、直火焼きした鶏のモモ肉を辛味ソースにからめたもの。韓国の伝統料理ではなく、チェーン展開を視野に入れた、わかりやすくかつ個性的な料理として開発された。
創業者の洪成標(ホーン・スンピョウ)氏は日本で映画制作を学び、ソウルで特撮のプロダクションを営み、02年8月新村(シンチョン)に「ホーンチョぶるだっく」を開店。同店は15坪30席、若者が集まる町で、17時〜翌朝5時の営業で10回転するという大繁盛店となった(客単価約1500円)。その後、韓国では加盟店を募り現在ほかのブランドも含め170店舗の陣容になっている。このように急成長したのは韓国での辛味ブームが追い風となったが、差別化のポイントとなるソースをオリジナルで開発したことだ。03年11月と04年10月にソース工場を竣工し生産体制を拡充、日本にもソースを供給している。
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| ソースでチェーン店展開や食品メーカーとの商品開発を進めていきたいと語る姜 秉燦氏、会社でのニックネーム、ナダームは“(その人)らしさ”の意味 |
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